オリーブ農家になるまで…
結婚後、妻の祖父母宅のあるここ宮津を訪れる機会が多くなり、
同じ海の町として、地元を思い出させる宮津を好きになりました。
そんな折、退職した義父が近くの耕作放棄地を少しずつ開墾し始め、オリーブを植える準備をしていました。
ある日「純さん、オリーブを一緒に育ててみーひんか?」義父にそう声を掛けられました。
それまでオリーブについて全く考えたことのなかった私は知りませんでした、
オリーブはとっても長生きする樹なのです。
義父や私たちの代だけではなく、子供たちや未来の孫たちへと受け継いでいけて、
地域の自然を守り、より豊かにしていくことができる樹なのです。
そんな将来性のあるオリーブを育ててみよう!
農業経験なし、オリーブの知識も全くなかった私たちですが、
宮津に移住しオリーブ農家になることを決断しました。
農業を始めた当初は失敗することもたくさんありましたが、
近くの農家さんや地域の方たちにいろいろ教わり、助けてもらいながら
農家になり今年で4年が経ちました。
農園は、はじめに開墾をスタートした場所からその周りの農地にも範囲を広げていくことが出来て、
それまで人が立ち入る事も困難だった場所の視界が徐々に開け、
天橋立がとてもきれいに見渡せる場所へと変貌を遂げました。
オリーブの農園を大きくすることはイコール地域保全へと直結しています。
地域の方たちが朝夕散歩をしたり、子供たちが遊びながら虫捕りをしている
そんな気持ちのいい場所として多くの人に知ってもらいたい、そう思っています。
そして MAEDA OLIVE FARM 今現在も、成長中です!
2024年 初夏
概要